Live the Life I Love

旧ブログ名:私の彼女は中国人 パンセクシャルの20代女子がセクシャリティから海外移住、はたまたファイナンシャルのことを書き綴るブログです

同性と付き合って日本社会の男女不平等を感じた話

あんりです!

 

初めて同性と付き合って、いろんなことに気づかされてきたのですが、今回は特に日本社会の構造について感じ、考えたことを書きたいと思います!

あくまでも私個人の考えで、賛否両論あると思いますが、いろんな人に私が感じたことを知っていただきたいと思っていたので読んで頂ければ幸いです。

 

 

 

 

 

私についての簡単におさらい

・現在中国人の彼女とお付き合い中。二人の中で男女的役割分担なし。

(二人でいると女友達だと思われる感じ)

・ハニたんと付き合うまでは異性としかお付き合いしたことがない、いわゆるバイセクシャル

 

 

気づいたことその1:男女役割分担

ハニたんと付き合って将来を考えたときに、ふと「稼がなきゃ」って思ったんですね。

そのときに気づいたのです。

「あぁ、私は今まで無意識のうちに自分の将来の旦那さんが自分より稼ぐ想定で生きていたのだな」と。

つまり、旦那さんとなる男子ではなく、女の子と付き合っているから、「私が(私も)稼がなきゃ」と思ったのだと思います。

 

私はハニたんと付き合う前から男女平等とかには敏感で、子供を産んでも働いていきたいなと思っていたタイプで世間一般でみるとキャリア志向だと思います。

そんなキャリア志向の私だったのですが、例え自分が年収1000万稼ごうと、その場合旦那さんは年収1300万円くらい稼いでいる想定でいました。

なんというか、自分が収入を稼ぐという点において100%頑張らなくても大丈夫だろういう認識を無意識のうちに持っていたと思います。

もちろん女性の中には私が大黒柱になってやる、とか旦那より稼ぎたいとか考えている人もたくさんいると思います。

そして、私もそういう一人だと思っていたのに、実は甘えがあったということに気づかされて愕然としました。

 

このことを女友達に話すと、友達は就活を通じて、

「男子はやたらお金(収入)気にするな。」と感じて、あるとき

「あぁ、男子は将来家計を担うということを考えないといけないからこんなにお金を気にするのかも」と思ったらしいです。

彼らが意識してお金を気にしているのかわからないですが、すりこみも大きいのかなと思いました。

日本の男女賃金格差はOECDの中でもワースト3位です。

f:id:anriblog:20180610193321p:plain

出典:Earnings and wages - Gender wage gap - OECD Data

 

幼い時から給料は男性>女性というのが当たり前だったので「男子が稼がなきゃ、と思い、女子が、まぁめちゃっくちゃ頑張らなくても(未来の)旦那が稼ぐから良いか」という認識が生まれたのかなと思いました。

全員が全員このような認識じゃないことは重々承知ですが、傾向としてはあるのではないかと思います。

日本における、レズビアンカップル世帯とゲイカップル世帯の賃金格差とか問題になってきそうだなと考えました。 

 

 

気づいたことその2:専業主婦

「稼がなきゃ」と思ったと言いましたが、ハニたんは自立心にあふれた人ですし、私に養われよう、養われたいと思っているわけでもありません。

そして前述の通り、私達二人の間でに男性的、女性的役割分担もありません。

 

それなのに私、一度ハニたんに質問してしまったことがあるのです。

 

私:「仮の話だけど、もし将来的に私がめちゃめちゃ稼いでハニたんが専業主婦になれるくらいになったら、ハニたん日本に来てくれる?」

 

これに対するハニたんの回答は目からうろこでした。

 

ハニたん「えーーーっと、もしあんりと別れることになって、その後私がどう生きていけるか心配だな。私が仕事ゲットできなかったら、あんりに頼ることになって、それはお互いよくないでしょ?」

 

た、確かにーーーー!!!

安易にこんな質問したこと、大反省しました。

「私がハニたんに専業主婦になることを強いるということは、ハニたんの生きていく力を奪うことになる」こんな感情になりました。

そしていろんなことに気づかされました。

 

結婚して、専業主婦となった人が離婚した場合どうなるのか。

離婚原因によって超多額の慰謝料とかもらえた場合は専業主婦でい続けられるかもしれないですが、職を探すことになる人も多いかと思います。

その際に資格職とかでない限り、キャリアにブランクがあったら、そして年齢も上がるほど、仕事を見付けるのはキャリアを続けていた場合(専業主婦にならなかった場合)と比べて格段に難しくなるのではないかと思います。

 

決して、専業主婦がダメだとか、楽だとか言いたいわけではないです。

専業主婦の賃金換算を払うとしたら年収320万円といわれているほどですしれっきとした労働で、さらに育児も合わさったときなど私の想像を超えた重労働だと思います。

ただ、離婚して外に仕事を求めた場合、専業主婦という労働が履歴書で仕事上の経歴として見られないため、どうしても仕事復帰には不利になってしまうのではと思いました。

 

男性の中には結婚したら女性には仕事をやめて家庭に入ってほしいという人もいると思います。今までは「そういう男性もいるんだな」くらいに受け取っていましたが、今なら、「もし離婚した場合、その後の女性側の人生の責任はどう取るのかな?」と考えてしまいます。

専業主婦というのは、婚姻関係が継続している場合は上手くいくけど、そうじゃなくなった場合の女性側のリスクがとても大きい仕組みなのではないかと考えました。

(税金のうまみとかいろいろあるのだと思いますが汗)

 

 

 

気づいたことその3:結婚の理想形って自立した二人の関係?

 

以上を踏まえた完全なる自論ですが、ハニたんと結婚する(ライフパートナーとなる)にしろ他の人とするにしろ、

結婚は二人で一つ(収入得る人と家のことをするひとでお互い補い合ってひとつ)になるのではなく、二人の自立した人間の共同生活でありたい

と思いました。

二人とも自立できるくらい稼げて、料理含めた生活能力もあって

一人でも十分生きていける同士が出会って、二人が一緒に暮らしている。

そんな関係を目指したいと思いました。

 

 

まとめ

・男女性別役割バイアスに気づいた

・専業主婦のリスクに気づいた

・自分の理想とする結婚の形に気づいた

 

ハニたんという外国人の女の子を付き合うことで気づいた、あんり個人の見解を語らせて頂きました。

お読みいただきありがとうございました!